良くある質問
低温タイプと高温タイプはどう違うのですか?
グルースティックを溶かす温度が違います。
低温タイプは当社の場合120~135℃の設定になっております。
本来この接着剤は170℃以上の温度で溶かすようになっています。
家庭での使用が広まるにつれて、火傷の防止の観点から、低い温度でも使えるように開発されたものです。
低い温度で溶かすので、塗ってから直ぐ貼り合わせないと着きません。
低温タイプのグルーガンに、高温タイプ(一般の)のグルースティックは使えますか?
使えません。
溶かす温度が低すぎて、溶けていても接着強度が出ません。
この接着剤は温度が大変重要です。
高温タイプのグルーガンに低温用のグルースティックは使えますか?
使えます。 機能的に問題はございません。
HI&LOと言うグルースティックは何ですか?
HI&LOは低温から高温迄広い範囲の温度に対応するように開発しました。
水のように透明なグルースティックはありますか?
水のように透明なグルースティックはありません。
当社で透明度の高いのはHI&LOかCWです。
グルーガンの温度は変えられますか?
PTCヒーター(セラミックヒーター)を使用したグルーガンは変えられません。
電圧を下げても温度が上がる時間が長くなるだけです。
逆に電圧を上げると温度の上がる時間が短くなるだけです。
ニクロム線ヒーターの場合は、電圧によって変えられます。
PTCヒーターって何ですか?
PTCヒーターとは、Positive Temperature Coeffficient Self-regurating Solid-state Heaterの略です。
電流を流すと持っている抵抗で発熱しますが、温度の上昇に比例して抵抗値も上昇します。
すると電流が低下して発熱が下がります。バランスの取れたところで温度が一定に保たれる特性があります。
そのために面倒な温度調節器を必要とせず、装置がコンパクトで安価に出来ます。
又部品が少ないために故障も少なくなります。
但し、強い衝撃を与えるとヒーターが割れたり、ヒビが入ったりして温度が上がらなくなります。
品質の悪い物は、製造したときには上がっていても、3ヶ月、6ヶ月と時間経過と共に抵抗値が上がり、温度が上がらなくなってしまいます。
ニクロム線ヒーターではこのようなことはありません。
グルーガンに付属しているグルースティックの直径が会社によって違いますが・・・。
世界的にほぼ標準的になっていて、小型グルーガンは7~8mm、中型大型グルーガンでは11~12mmとなっています。
長さは小型では10~20cmが、中型大型では20~30cmが使い易い寸法です。
塗布した後糸を引いて切れないのですが、切る方法はありますか?
納豆でお馴染みですが、粘度のあるものはかならず糸を引きます。
切る方法は特に御座いません、テクニックで切るしかありません。
【方法①】
塗布する際に、ノズルの先を少し斜めに傾けて、塗る材料に軽く当てながら塗り、終わったら、手首を返すようにしてノズルを擦りつけてから離すと糸は引きません。
【方法②】
塗り終わったらノズルを2~3cm上げて素早くクルクルと円を描きます。
糸が冷えて切れますが、この方法はお勧めしません。
接着した物がポロット外れてしまうのですが・・・。
考えられる原因としては下記の内容かと思います。
①グルーガンの温度が低すぎる。
②グルースティックの品質が悪い。
③被着材の表面が汚れている。
④グルースティックの材質と被着材の材質が合わない。
ノズルが詰まった、又は引き金が動かなくなった。
挿入されたグルースティックは表面から溶けます、中心部迄溶けるまで時間が掛かります。
先端部には垂れを防止する為に、ボール式の弁が入っています。
又、ヒーターの着いたアルミタンクの内部は入り口が少し広くなっています。
中心まで良く溶けていないうちに引き金を引くと、周囲の溶けたグルーが行き場が無く逆流します。
何度も引き金を引くとグルーは外まであふれて来てしまって、冷えて固まって動かなくなってしまいます。
使用後熱いうちにグルースティックを引き抜くと、溶けたグルーが流れ出てきます。
このようになってしまったら、送って頂かない限りご自分での修理は困難です。
状況によっては、修理が出来ないケースもございますので予めご了承下さい。